2025年1月20日から1月24日は冬‐大寒‐初候・第七十候「款冬華:ふきのはなさく」です。款冬は蕗(フキ)の古名です。

大寒の入り口ですが温かいですね。昨日20日の最高気温は何と10.4℃でした。信州の3月中旬頃の陽気です。水蒸気のせいでしょうか?山は霞んで見えます。この時期は遠くの山並みまではっきりと見渡せることが多いんですけども・・・

蕗の薹(フキノトウ)が顔を出しました。

刻んで油味噌して食べました。蕾をほぐして味噌汁にふりかけてもいいですね。ちょっとばかりの“えぐみ”と香りが近い春を感じさせてくれます。

えぐみの正体はポリフェノールです。冬を越し春を迎えるために植物が蓄えたエネルギー、自然からの贈り物です。

温かいとは言っても信州地方の大寒!寒さを乗り切る活力をもらいました。

2025/01/20

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2025年1月15日-1月19日 雉始雊(きじはじめてなく)

2025年1月15日から1月19日は冬‐小寒‐末候・第六十八九候「雉始雊:きじはじめてなく」です。雉のオスが鳴いてメスへの求愛行動をすることから、繫殖期すなわち春が近いことを現しています。

散歩コースには4匹?のオスのキジがいて、それぞれ300~400m程の縄張りを持っているようです。

今年になってからその鳴き声を聞いたのは二回だけです。信州のこの時期、求愛の時期としてはまだ早いのでしょうか?他の地域でも繁殖時期は4月頃からのようです。

あまり季節に限らずに鳴いているようにも思います。縄張り争い、それとも、人間(私^^;)が来たぞ!と、警戒してコミュニケーションをとってるのかもしれません。

やっと捕まえることができました✌️ メスのようです。 

いつもはあまりにも突然にしかもすぐ近くから飛び出すので、びっくりしてしまって何もできませんでした。

2025/01/16 09:00

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2025年1月10日-1月14日 水泉動(しみずあたたかをふくむ)

2025年1月10日から1月14日は冬‐小寒‐次候・第六十八候「水泉動:あたたかをふくむ」です。作者は凍っていた泉から流れ動き出す水の温かさから春の兆しを感じたのでしょう。

先週は日中太陽が出て温かい日が何日かありました。1週間前倒しの「水泉動」でした。

水が動くといろんなものが動きます。魚が泳いでいました。まだ幼魚です。ネコヤナギの花芽を包んでいた固く赤い芽鱗(がりん)から白い綿毛がでていました。朝の散歩もちょっと長めでしたね(^^♪

六十八候「水泉動」に近づくにつれて寒さが戻ってきました。昨日(9日)は最高気温が3.3度、今日10日は2度の予報です。今朝うっすらと細かな粒の雪が積もりました。寒いと雪の粒が小さくなります。

やはりこの時期は寒くなってくれないといけないのでしょうね、いろんな意味で

これから一番寒い「大寒」へと向かいます。

2025/01/04 犀川にて一週間前倒しの”水泉動”

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2025年1月5日-2025年1月9日 芹乃栄(せりすなわちさかう)

2025年1月5日から1月9日は冬‐小寒‐初候・第六十七候「芹乃栄:せりすなわちさかう」です。

芹は春の七草のひとつにも数えられ、奈良時代にはすでに食用とされていたようです。

早春にいち早く芽吹くことから、その生命力を体に取り入れ無病息災を願う食材とされてきました。食材の少ないこの時期に、栄養価の高い芹は貴重なものだったのでしょう。

「競り(セリ)勝つ」など、縁起の良い食材としても人気があったようです。

野芹(ノゼリ)(たぶん)を見つけました。まだ小さいですが、十分すぎるほどの春待ち香がします。

2025/01/04