2024年1月25日から29日は冬‐大寒‐末候・第七十二候「鶏始乳:にわとりはじめてとやにつく」です。「鶏鳥屋(鳥屋(とや:鳥小屋)につく」は、「鶏が卵を抱いて巣にこもること」や「鶏が春が近いと感じ取り産卵のために鳥屋(とや)に入り始める」等を表現しています。

この時期だけ?鳥小屋で毎日卵産んでんじゃないの?と不思議に思った方が多いかと思います。

実は七十二候が作られた時代には、鶏は春から夏にかけてしか卵を産まなかったそうです。良く考えてみると自然界の中ではそれが普通ですね。

鶏の先祖は雉の仲間とのこと。そう言えば、第六十九候は「雉鳴雊:きじはじめてなく」でした。その思いは第七十二候で鶏にバトンタッチです。

202401/30 08:50 背景は長野市のシンボル飯縄山