2024年6月10日から6月15日は夏‐芒種‐次候・第二十六候「腐草為蛍:くされたるくさほたるとなる)」です。
そろそろ蛍が飛び交う季節です。でもどうして「腐った草が蛍になる」のでしょうか。
ホタルの幼虫が水中から陸に上がってからは、土の中に掘った穴(土まゆ)の中で羽化して成虫になります。その後、土の中から這い出してきて、近くの草の葉や茎まで歩いていいきます。
江戸時代の人たちは、その様子を見て、蒸れて腐った葉や草が蛍になると考えていたのではないでしょうか。ある意味では、非常によく観察していたと言えるかもしれませんね。
「腐草」を「くちくさ」と読むと蛍の意味にもなるそうです。
近くの小学校で蛍の幼虫を放流しています(4月11日)。様子を見に出かけました。
昨日(6月11日)、光っていたのは一匹だけでした。とは言えうれしい!見に来ていた方が「雨が降るといっぱい出てくるんだけどね」と言ってました。
昨日の最高気温は30度・湿度31%、今日も30度を超す予報が出ています。傘マークは16日まで待たなければなりません。
この辺では田植えもほとんど終わりました。田んぼも「腐草」も雨を待っていますよ。