2025年1月30日から2月2日は冬‐大寒‐末候・第七十二候「鶏始乳:にわとりはじめてとやにつく)」です。「鶏が春が近いと感じ取り産卵のために鳥屋(とや:鳥小屋)に入り始める」等を表現しています。

鶏を探して養鶏場にやってきました(個人のお宅で鶏を飼育している方はもう見かけません)。元気ですねえ^^ でも大声で(いわゆる)コケコッコーと鳴いているのは3匹だけです。

鳴くのは雄だけでしかも朝だけ、自分の縄張りを主張しているという説明が多いのですが、ここでは真昼ど真ん中でも鳴いています。鳴き方も、1匹が鳴き終わると2匹目が鳴いて、そして最後は3番目と順番があるようです。それもそれぞれ違う方向から聞こえてくるので、養鶏場でも自分の領域を主張しているようです。

朝にだけ鳴くとか春を感じて...というのは今の時代では無理がありますね。 ただ、読み手の、七十二候の最後(旧暦の一年の最後)に、生命の始まりの卵から春(新しい年の始まり)を読み解くという感覚には驚嘆するばかりです。

2025/01/26 13:30