2025年3月15日から3月19日は春‐啓蟄‐末候・第九候「菜虫化蝶:なむしちょうとなる」です。「菜虫」は菜の花などのアブラナ科の葉につく青虫のことで、代表的な青虫はモンシロチョウの幼虫です。「化蝶」は青虫の蛹が羽化し蝶になることです。啓蟄の末候の第九候では、蝶が飛び回るほどに温かく春本番になったことを表わしています。
モンシロチョウを見つけた菜の花畑に行ってみました。残念ながら見つけることはできませんでした。菜の花もまだ咲いていません。
昨年最も早く蝶を見つけた里山に出かけてきました。ヒオドシチョウです。実はこの蝶は成虫で越冬するので、第九候の言うこの時期の「化蝶」ではありませんが、暖かくなるこの時期に出てきて温かな枯葉や石の上とかでじっとしていることが多いので、春の蝶の代表といってもいいでしょう。でもここにもその気配は全くありませんでした。
ちなみに、今日(17日)ニホンアカガエルの卵を見つけました。去年より2週間も遅いです。
木や草・花と虫や動物の生活は全てが連動しています。今年は全部の動きが遅れているような気がします。
