2025年5月31日から6月4日は夏‐小満‐末候・第二十四候「麦秋至:むぎのときいたる」です。
昨年度の第六十六候「雪下出麦:ゆきわたりてむぎのびる」は、秋口に撒いた麦が雪の中でも順調に生育していることを述べました。そしていよいよ今年第二十四候では麦が黄金色に色づき収穫の時期が近づいたことを告げています。麦の収穫を米収穫時期の秋になぞらえて「麦秋」と呼びます。
信州では、昭和の蚕産業の不況により桑の転作として麦栽培が奨励されたようです。
現在では信州全域で栽培されています。大麦と小麦のどちらも栽培されています。
この周辺、善光寺平では「ユメセイキ」の種類が多く栽培されており、6月下旬頃が収穫時期です。うどんやおやきの材料ですね。松本地域では「六条大麦」が主に栽培されています。麦味噌とか麦茶などの原料として欠かせませんね。こちらは6月上旬頃の収穫です。
信州名物蕎麦にもつなぎとして小麦粉が入っているのを知ってました?
いずれにせよ、小麦は北信地方の伝統郷土料理には欠かせません。
