2025年6月21日から6月25日は夏‐夏至‐初候・第二十八候「乃東枯:なつかれくさかるる」です。

第二十八候は、昼間の時間が最も長い夏至の頃に「枯れる」と言われる乃東(ナツカレクサ)を紹介しています。靭草(ウツボグサ)や夏枯草(カゴソウ)とも呼ばれます。

実は、乃東はすでに七十二候に取り上げられています。昨年の第六十四候は、乃東生(なつかれくさしょうず)でした。

乃東の枯れた花穂は、漢方薬として使われてきました。枯れる(薬になる)を待ってた人が居たのです。七十二候に二回取り上げられほど重要な薬草だったのですね。

我が家の庭の乃東は(昨年7月に軽井沢の花屋さんで購入)は、5月中旬から咲き始め、 6月初旬に満開となりました。

そして、夏至の今日は茶色の花穂が目立ってきました。枯れ始めです。

2025/06/21